機械知覚&ロボティクスグループ
中部大学

First Person Vision Deep Learning 口頭発表

サッカーのトレーニングにおける中盤選手の注視点比較と視線推定 -プロサッカー選手と大学生サッカー選手を対象として-

Author
伊佐稜, 堀尾郷介, 平川翼, 山下隆義, 藤吉弘亘
Publication
メディア工学研究会, 2022

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スポーツにおける視線行動は広く注目されている.本研究はサッカーにおけるトレーニング時の視線行動をプロサッカー選手と大学生サッカー選手で定量的に分析し比較すること,およびプロサッカー選手の視線を育成用に視線推定することを目的とする.視線の測定はTobii Glasses 3を使用した.調査対象はボールポゼッショントレーニング(以下,BPT)と,Small-sided games(以下,SSG)とした.測定された視線は発表者が目視で確認し,各トレーニングにおけるスキャン回数とスキャン中に何を注視しているかを攻撃と守備時に分けて分析した.また,視線推定はDINetを用いて行った.結果,BPTではプロサッカー選手が大学生サッカー選手と比較して2.82倍スキャン回数が多く,敵により注視していた.また,SSGではプロサッカー選手の方が大学生サッカー選手と比較して,攻撃時は1.86倍スキャン回数が多く,守備時は2倍スキャン回数が多かった.また,視線推定では攻守でデータを分けることで精度が向上した.

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