Machine Learning
口頭発表
教師あり学習の導入によるMondrian Forestsの効率化
- Author
- 村田隆英, 木村昭悟, 牛久祥孝, 山下隆義, 山内悠嗣, 藤吉弘亘
- Publication
- パターン認識・メディア理解研究会, 2016
Download: PDF (Japanese)
Random Forestsのオンライン学習法であるMondrian Forestsは,学習時に,木構造全体を再構築するのではなく,学習済みデータと追加データの差異に基づいて更新が必要と判定された任意のノードのみを更新することで,計算コストを抑えた効率の良いオンライン学習を実現している.しかし,Mondrian Forestsは学習時に教師ラベルを用いないため,不要なノードを追加することがあり,木構造が肥大化し,木構造の構築に必要なメモリ量が増加する問題がある.本研究では,オンライン学習であるMondrian Forestsの効率的なフレームワークに,教師あり学習を導入し,木構造の構築に必要なノード数を削減することで,メモリ量を抑えた効率的な学習法を提案する.提案手法では,教師ラベル情報を用いた分岐関数の設計とノードの追加判定を導入する.評価実験により,提案手法は従来法と比較してノード数を約68%削減できることを確認した.