機械知覚&ロボティクスグループ
中部大学

Local Image Feature Machine Learning 口頭発表

Relational Binarized HOG 特徴量と Real AdaBoost による バイナリ選択を用いた物体検出

Author
松島千佳, 山内悠嗣, 山下隆義, 藤吉弘亘
Publication
画像の認識・理解シンポジウム, 2010

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本稿では,Relational Binarized HOG特徴量(RB-HOG)とReal AdaBoostによるバイナリ選択を用いた 物体検出法を提案する.HOG特徴量は,人検出に有効な特徴量であるが,局所領域に着目しているため 高次元な特徴量である.そこで,本稿では特徴量の情報量を削減するために,2つの局所領域から抽出 したHOG 特徴量の大小関係によりバイナリパターン化するRB-HOG特徴量を提案する.これにより,局所領域間の 関係性を捉えたバイナリパターンを作成することができるが,RB-HOG特徴量は識別に不必要なバイナリが含まれる. そこで,Real AdaBoostを用いて学習する際に,“0”と“1”の2つのバイナリを許容する“*”を導入することにより, 識別に有効なバイナリを選択する.評価実験の結果より,提案手法はメモリ量を削減したにもかかわらず, 従来法であるHOG特徴量の検出精度と同程度以上であることを確認した.

※本発表はMIRU2010学生優秀論文賞を受賞しました。

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