First Person Vision
口頭発表
First Person VisionのためのInside-Outカメラの提案
- Author
- 清水彰一, 西尾和晃, 木村誠, 藤吉弘亘
- Publication
- パターン認識・メディア研究会, pp. 47–52, 2010
Download: PDF (Japanese)
人の行動意図を認識しようとする First Person Visionは,人の状態とその人が何を見ているのかという情報が必要となる.そこで我々は,人の眼球と人の視界映像を同時に取得する Inside-Outカメラを提案し,そのカメラの構成を生かした注視点の推定法も提案する.Inside-Outカメラはハーフミラーを介して眼球を正面から,視界映像を眼球と同等の位置から撮影することができる.Inside-Outカメラでは,眼球を撮影した画像から得られる視線ベクトルと視界を撮影した画像から得られる注視点位置の関係を変換式で表すことが可能である.そのため,変換式のパラメータをあらかじめ推定することにより,視線ベクトルから注視点を推定する.評価実験では,ランドマークを注視した際の両眼,両視界映像を撮影し,視界画像のランドマーク位置を真値として視線ベクトルから推定された注視点との誤差を算出した.その結果より,約15 pixel の平均誤差で注視点を推定可能であることを確認した.
http://search.ieice.org
copyright©2013 IEICE