People Image Analysis
口頭発表
弱識別器の応答に基づく類似シルエット画像選択による Chamfer Matching を用いた人領域のセグメンテーション
- Author
- 村井陽介, 藤吉弘亘, 伊藤誠也, 数井誠人
- Publication
- 画像の認識・理解シンポジウム, pp. 1468–1475, 2009
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人領域のセグメンテーションは,映像サーベイランスにおいて重要な問題である. 従来法の多くは,背景 差分等により得られた前景領域から個々の人領域を推定するが,カメラの動きの影響で背景画像の取得が困難な場合 がある.そこで我々は,Real AdaBoost を用いた人検出結果とシルエット画像を Chamfer Matching によりマッチン グすることで背景画像を必要としない人領域のセグメンテーションを実現する.Chamfer Matching ではテンプレー ト数が増加するほどマッチング精度が低下するという問題があるが,提案手法では Real AdaBoost の弱識別器の応答 値に基づいて予めマッチング対象に類似したシルエット画像を選択することでセグメンテーション精度を向上させる ことが可能となる.また,提案手法の応用として,セグメンテーション結果を用いたカメラ位置の自己キャリブレー ション手法について述べる.