Human Detection
口頭発表
アピアランスと時空間特徴の共起に基づく人検出
- Author
- 山内悠嗣, 藤吉弘亘, Hwang Bon-Woo, 金出武雄
- Publication
- 画像の認識・理解シンポジウム, pp. 1492–1497, 2007
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本稿では,アピアランスと時空間特徴の共起に基づく人検出法を提案する.本手法では,アピアランスに 基づく特徴として物体の形状を表すことが可能なHistograms of Oriented Gradients(HOG),時空間特徴に基づく特 徴として各ピクセルを静/動状態に判別するピクセル状態分析の結果を特徴ベクトルとして算出する.次に,これらの 特徴ベクトルを主成分分析により次元圧縮を行う.アピアランスと時空間特徴の異なる特徴量間の共起を表現し,カ スケード型AdaBoost を用いて人と人以外に判別する.これにより,従来法では誤識別していた人に似たアピアラン ス特徴を持つ物体に対して, 時空間特徴を用いることで誤識別を抑制させることが可能となる.従来法であるHOG に 基づく人検出法と提案手法による比較実験の結果,誤識別率10.0% において,提案手法は従来法より約28.1% 識別率 を向上させることができた.
※本発表はMIRU2007インタラクティブセッション優秀賞を受賞しました。