機械知覚&ロボティクスグループ
中部大学

Vision Applications 口頭発表

高解像度映像からの自動講義ビデオ生成-仮想カメラワークの実現

Author
横井隆雄, 藤吉弘亘
Publication
画像センシングシンポジウム, 2005

Download: PDF (Japanese)

本稿では, 高解像度映像から講師の動きに追従して領域を切り出すことで自動的に講義ビデオを生成する手法について提案する. 提案手法は, HDVカメラ映像からフレーム間差分により検出した移動体領域座標に対して, バイラテラルフィルタを用いてカメラワークを決定するためのタイミングを検出する. 検出したタイミング間において, 対象領域のトリミング位置を変化させることで, 仮想カメラのパンニングとズーミングを実現する. これにより, カメラマンが手動で撮影したかのような臨場感ある映像を生成することが可能となる. 本手法により生成した映像を学生20人によるアンケート評価の結果, 提案手法はカメラワークによる映像の見やすさに対して効果的であることを確認した.

前の研究 次の研究