機械知覚&ロボティクスグループ
中部大学

People Image Analysis Machine Learning 口頭発表

時空間情報と距離情報を用いたJoint Boostingによる動作識別

Author
池村翔, 藤吉弘亘, 森次郎
Publication
画像センシングシンポジウム, 2010

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本稿では,TOFカメラにより得られる距離情報を用いたJoint Boostingによる動作識別手法を提案する. 本研究では,スーパーやコンビニにおいて,来店客が商品棚の上段,中段,下段から商品を取る動作の識別を対象 とする. 提案手法は,TOFカメラより得られるデプス動画像からピクセル状態分(PSA)により人領域の検出を行い, 検出された人領域内の動きから時空間特徴(PSA特徴量)を, 人の高さ情報を捉える距離特徴 距離のピーク値 を抽出し,マルチクラス識別のBoosting手法であるJoint Boostingにより動作識別を実現する. 提案手法は,時空間特徴と距離特徴を用いるため,商品を取る動作の検出と商品棚の高さの識別が同時に可能となる. 識別実験の結果,提案手法であるPSA特徴量と距離のピーク値を用いた識別率はであり, 従来法であるCHLAC特徴より,3.1%, ST-Patchより2.8%識別率を向上させることができた.PIA47

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