機械知覚&ロボティクスグループ
中部大学

Human Detection 学術論文(J)

Boostingに基づく特徴量の共起表現による人検出

Author
山内悠嗣, 山下隆義, 藤吉弘亘
Publication
電子情報通信学会論文誌, vol. J92-D, no. 8, pp. 1125–1134, 2009

Download: PDF (Japanese)

本論文では、Boostingに基づく特徴量の共起表現による人検出法を提案する。既に、特徴量間の共起を表現する手法としてAdaBoostにより2値に識別した符号を複数組み合わせる手法が提案され、顔検出においてその有効性が確認されている。しかし、入力特徴がオクルージョンなどの影響によって、どちらのクラスとも言い難い場合にも2値に識別して共起を表現するため、間違えた符号を組み合わせる問題がある。そこで、弱識別器の出力が連続値であるReal AdaBoostを用いて、出力を演算子によって結合した共起表現による人検出法を提案する。提案手法は、オクルージョンなどの影響を抑制することができるため、高精度な検出が期待できる。評価実験により、従来法と比較して誤検出率5.0%において検出率を約6.8%向上させることができた。

※本発表は電子情報通信学会情報・システムソサイエティ論文賞を受賞しました。

http://search.ieice.org
copyright©2013 IEICE

前の研究 次の研究