機械知覚&ロボティクスグループ
中部大学

Local Image Feature 口頭発表

対応点探索のための特徴量表現

Author
安倍満, 長谷川昂宏, 藤吉弘亘
Publication
パターン認識・メディア理解研究会,2015.

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対応点探索とは,ある対象を異なる視点から撮影して得られた複数の画像から,物理的に同一の個所(対応点)見つける処理のことを指す.本稿では,過去に提案されてきた手法を,(1)実数ベクトルで局所特徴量を表現する方法(2)二値特徴量で局所特徴量を表現する方法(3)深層学習による方法,以上3つの分類の観点からまとめる.(1)については,過去に多くの解説論文や発表資料が公開されているため,本稿では特に(2)の二値特徴量による特徴量表現について詳しく解説する.これは,局所特徴量を実数のベクトルで表現せず,代わりに数十〜数百個程度の0と1の列(すなわち二値のベクトル)で表現するというものである.この方法により,計算速度・メモリ消費量の問題が飛躍的に改善されたことから,コンピュータビジョンの研究者の幅広い関心を集めるようになった.今では,SIFTやSURFに代わる新たな局所特徴量として急速に普及しつつある.これに加え,今後のトレンドとなると思われる(3)深層学習による手法についても,代表的な手法をいくつか紹介する.また,研究目的に利用可能なソフトウェア,データセット,および実装方法についてのノウハウについても併せて紹介する.

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