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口頭発表
特徴点追跡結果を用いた動きのモデル化と例外行動検出
- Author
- 都築勇司, 西村孝, 藤吉弘亘, 森次郎
- Publication
- 画像センシングシンポジウム, 2008
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本稿では，特徴点追跡の結果より定常的な動きを，移動方向のヒストグラムに混合正規分布を当てはめてモデル化し，モデル外の動きを例外行動として自動的に検出する手法を提案する．混合正規分布の当てはめには，EMアルゴリズムを用いる．通常のEMアルゴリズムでは移動方向のような周期性を表現できないため，周期性を表現できるEMアルゴリズムを提案する．提案手法はまず，SIFT特徴量を用いたMean-Shift探索による特徴点追跡結果を行い，特徴点の移動方向ヒストグラムから画像の異常領域毎に混合正規分布を用いた定常的な移動方向のモデルを作成する．検出時には，特徴点移動方向を入力とし，正規分布内であれば定常の動き，そうでなければ異常な動きとして判定する．提案手法は，人検出などの前処理が不要であるため，前処理における失敗の影響を最小限に抑えることが可能となる．提案手法の応用例として，コンビニ等の店舗内において商品に注目する人の動きを検出する手法とその有効性を示す．