機械知覚&ロボティクスグループ
中部大学

People Image Analysis 口頭発表

Space-Time Patchを用いた物体の移動方向識別とセグメンテーション

Author
村井泰裕, 藤吉弘亘, 金出武雄
Publication
画像の認識・理解シンポジウム, pp. 389–396, 2007.

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本稿では,space-time patch 特徴を用いて物体の移動方向識別とセグメンテーションを同時に行う手法を 提案する.提案手法は,複数の学習サンプルを用いて作成したspace-time patch 特徴のコードブックを参照してベク トル量子化することで,移動方向識別と対象物体の重心位置推定を行う.そして,推定された物体の重心位置から, 学習サンプルのマスク画像を用いた確率計算に基づいて物体領域をセグメンテーションを行う.これにより,移動方 向が異なる物体が交差する際にオクルージョンが発生していても,移動方向を識別しているためセグメンテーション が可能となる.評価実験の結果,アピアランス情報を用いた従来法より,オクルージョン発生時における対象物体の 検出率を向上させることができた.

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