Vision Applications
口頭発表
実空間に対応したMaster-Slavingによる追尾カメラシステム
- Author
- 小川雄三, 藤吉弘亘
- Publication
- 画像センシングシンポジウム, 2003
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本報告では,キャリブレーション済みの広角カメラ(Master)映像から 移動体検出した結果を用いて,推定した実空間における物体位置を基 に複数台の旋回型カメラ(Slave)を制御して追尾するシステムについて提案する. 本システムの特長として,単眼カメラ(Master)のみによる検出した物体の実世界にお ける位置と高さが取得可能,検出した人の高さ(身長)より複数のSlaveカメラの 注視点を個々に設定した自動追尾,複数台の旋回カメラにより多方向 から撮影した対象物体の映像を取得可能が挙げられる. さらに,検出物体の移動軌跡を地図上に表示することで行動経路の把握が容易となる. 実際に自動追尾システムの運用を考えた場合,物体検出の段階において, 複数の移動体の重なりによるオクルージョンや 誤検出が問題となる.そこで Masterカメラの映像上でユーザがポインタを操作してSlaveカメラを制御し, 追尾する撮影システムについても提案する.