First Person Vision
学術論文(J)
瞳孔径変化による虹彩パターン伸縮のモデル化と眼球回旋運動計測への応用
- Author
- 橋本勉, 牧孝郎, 坂下祐輔, 西山潤平, 藤吉弘亘, 平田豊
- Publication
- 電子情報通信学会論文誌, vol. J93-D, no. 1, pp. 39–46, 2010
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眼球運動は外界三次元空間の脳内表現を反映することから、脳・神経科学等の基礎科学分野から人間工学等の応用分野まで、様々な学問領域の研究対象とされている。眼球運動はYaw、Pitch、Roll成分からなるが、本研究では、一般に高精度計測が困難とされているRoll運動である眼球回旋運動を精度良く計測するための方法を提案する。提案法は、虹彩パターンの非線形な伸縮特性を定式化し、これを用いて、異なる瞳孔径にある虹彩パターン間のマッチング精度を上げるものである。評価実験の結果、虹彩伸縮を考慮しない方法や従来法に比べ大幅な精度向上が得られることを示す。
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